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当社協力会社の書類送検について

2023年2月7日

ニュース・トピックス

            当社協力会社の書類送検について

 

                               2023年2月7日

                      株式会社タワーライン・ソリューション

 

この度、当社請負工事の一次下請け協力会社(以下、「協力会社」)が、太田労働基準監督
署より前橋地方検察庁に労働安全衛生法100条等違反(いわゆる「労災かくし」)の疑いで
書類送検されました。

本件は、2022年8月に当社請負工事で労働災害未報告が判明し、同労働基準監督署に報
告し、調査に協力していたところであります。当社に対しては、労働安全衛生法29条(元方
事業者の講ずべき措置)違反で是正勧告書が交付され、既に是正報告書を同労働基準監
督に提出受理されております。

当社といたしましては、この事態を厳粛に受け止め、今後、こうした法令違反が発生しない
よう、全力を挙げて再発防止に努めてまいるとともに、関係者やお客さまの信頼を損なう
結果となりましたことを心からお詫び申し上げます。

加えて、同様の不適切事案の有無についても、引き続き、調査を進めてまいります。

 

1.本件の概要

2022年4月19日、群馬県太田市内の請負工事において、協力会社の作業者が作業中に鉄
塔上部から中間部までの約1.5m墜落する災害が発生しました。当該作業者は、右足首を
骨折し、約2か月休業することとなりましたが、当該協力会社は労働者死傷病報告を太田
労働基準監督署に提出しておりませんでした。

また、当社の工事関係者の一部は災害が発生した当日に、事態について把握したものの、
発注者や当社経営層への報告を行わず、協力会社に対しても、遅滞なく、労働者死傷病報
告書を所轄労働基準監督署に提出させ、労働安全衛生法等の規定に違反しないよう必要
な指導を行っておりませんでした。

 

2.再発防止対策

本事案の発生を受け、弁護士を含む調査委員会を設置し、事実確認と原因究明を進めて
まいりました。

この結果、本件が生じた原因として、コンプライアンス違反に対する認識の欠如、法令知識
の不足・軽視などが確認されました。当社役員・従業員及び協力会社一丸となって、以下の
再発防止対策を実行し、PDCAサイクルを継続することにより抜本的な意識改革を図り、
信頼回復に向けて取組んでまいります。

・役員、従業員、協力会社に対し、コンプライアンス、法令知識等の教育強化

・労働災害報告ルールの抜本見直し

・当社組織の見直しと協力会社との関係の再構築

・内部監査体制の強化

 

3.関係者の処分

当社規定に則り、管理監督の責にあった関係者を含め、厳正に処分を実施いたします。

 

                                   以 上