がくうそうでんせん

架空送電線の話

The Overhead Power Transmission Line
タワーラインソリューション
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Tower Line Solution Co.,Ltd.

世界初の複導体送電線誕生の物語 A story of the world's first bundle conductors power transmission line birth.

Sweden needed the long-distance power transmission line which was near to approximately 1,000km from the northern part to the southern part to make good use of abundant waterpower energy in the northern Arctic Circle in Sweden.
Therefore, Sweden built the power transmission line of the world's first bundle conductors method in 1951 to perform with the world's first 380kV extra-high-voltage power transmission line that was able to transmit large-capacity electricity to the far-off place.

スウェーデンは、北極圏(The Arctic Circle、北緯66度33分以北の地域)から南西に下がるスカンディナビア半島を、ノルウェーと縦(南北方向)に2分した半島の東側に位置する国で、南北に細長い国である。(下図参照)
その水力発電適地はその85%が北極圏に近い国の北側に位置し、反対に電力需要地は首都のストックホルムをはじめ南側にある。
したがってスウェーデンでは、豊富な水力エネルギーを有効利用するため、北部から南部への長距離送電線を必要とし、1936年には首都のストックホルムから約500km北方に建設した水力発電所から、同国初めての220kV超高圧送電線を完成させている。

1950年時点では、開発可能な水力資源の約3分の1が開発され、ストックホルムから約500km内外の地点のオンゲルマン川(Angerman-alven)、インダルス川(Indals-alven)などに開発された水力発電所からスウェーデン南部まで6ルートの220kV送電線が建設されている。
しかし、旺盛な電力需要に対して、ストックホルムから約1,000km北方の北極圏における水力開発を推進することとなり、長距離大容量送電線の建設が必要となった。
このため、世界初の超高圧380kV送電線を技術開発し、且つ世界初の複導体(2導体)方式送電線を建設することとなった。

本項は、困難を極めた送電線設計・建設の諸問題に挑戦し、それを克服し送電線を完成させたた物語を掲載する。

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