
イランの基幹系統送電線の鉄塔は、専らフランスおよびイタリアで使用されているものと構造が極めて類似のえぼし型が使用されている。
国の面積が広く、人口密度が疎であることから、電線配列は水平配列としているため、鉄塔構造はえぼし型が使用されている。
ただ、ローカル系統では、右写真に写っているように、垂直配列または三角配列の送電線も見られる。
水平配列のえぼし型鉄塔でも、完全に水平配列ではなく、左右の外側相が中央相より若干低くなった構造の鉄塔は、フランスおよびイタリアでも随所に見られるもので、多分同じ技術が適用されているように思われる。
右写真は、220KV1回線の送電線で、がいし個数は1連14個である。